女風のホームページはなんで男性目線なのか?

女風のホームページはなんで男性目線なのか?

帰りの電車で、女風のお店をいくつか見ていた。

金曜日の21時すぎ。仕事でちょっと嫌なことがあって、誰かにやさしくされたい気分だった。すぐ予約するつもりはなくて、「こういう人と会ったら、少し元気になるのかな」と写真を眺めていただけ。

でも、何店舗か開いたところで疲れてしまった。

黒い背景。金色の文字。筋肉を強調した写真。
「最高の快楽へ導きます」
「本物の男を体感してください」
「忘れられない夜をあなたに」

うーん。

私はそんなに、最高の快楽へ導かれたい顔をしていたんだろうか。

その日の私は、朝から上司に急な修正を振られ、お昼を食べたのは15時だった。帰りの電車では足がむくんで、パンプスの中で指がじんじんしている。

欲しかったのは、王様みたいな男性にどこかへ連れていかれることではなかった。

待ち合わせで迷わないこと。会ってすぐ距離を詰められないこと。話したくないことを無理に聞かれないこと。自分のペースを確認しながら過ごせること。

そういうことが知りたかった。

なのに、画面の中では男性が腕を組み、こちらを見下ろしている。プロフィールを読んでも、身長、体重、趣味、得意な施術が並んでいるだけ。「この人の前で緊張して黙ってしまったら、どうなるんだろう」という疑問には答えてくれない。

女風のホームページなのに、見ている女性の気持ちが置いていかれている。

前から、なんとなく感じていたことだった。

たぶん、男性が女性向けサービスを作っているから、というだけではないと思う。女性の制作者でも、既存の風俗サイトを参考にすれば似た雰囲気になる。女風専門の見本が少ないから、ホスト、メンズエステ、男性向け風俗のデザインを持ってきて、色と写真を女性向けに変える。

そうすると、「男性を魅力的に見せるサイト」はできる。

でも、「女性が不安をほどきながら予約できるサイト」にはならない。

この二つ、似ているようでかなり違う。

男性をかっこよく見せるなら、筋肉、色気、強い視線、刺激的な言葉が使いやすい。でも初めて女風を見ている女性は、男性の魅力だけを調べているわけではない。

安全に会えるのか。
断っても嫌な顔をされないか。
写真と別人みたいな人が来ないか。
追加料金を求められないか。
施術後にしつこく連絡されないか。
慣れていない自分を笑われないか。

スマホを触る指の下には、こういう心配が隠れている。

少し恥ずかしい話だけど、以前、気になるセラピストを見つけて、予約フォームまで進んだことがある。

名前と希望日時を入れて、あとは送るだけだった。でも、送信ボタンの手前で閉じた。

利用の流れがよく分からなかったからだ。

予約したあと、誰から連絡が来るのか。待ち合わせは駅なのか、ホテルなのか。会ってから何を決めるのか。苦手なことはいつ伝えればいいのか。キャンセルしたくなった場合は、何日前までなら連絡できるのか。

書いてあるのかもしれない。ただ、ページが分かれていて探せなかった。

代わりに目に入ったのは、大きな文字で書かれた「極上」「秘密」「濃密」という言葉だった。私が知りたいの、そこじゃないんだけどなと思った。

結局、予約はしなかった。

お店から見れば、何も起きていない。予約フォームを開いた人が、黙って帰っただけ。でも女性側では、ちゃんと理由があった。

ホームページで離脱する人の中には、興味がなかった人だけでなく、興味はあったのに不安を解決できなかった人もいるんだと思う。

たぶん、その人数は少なくない。

男性目線の女風サイトは、「どう興奮させるか」から作り始める。

女性目線の女風サイトは、「どこで怖くなるか」から作り始める。

言い切っていいのか少し迷うけれど、私はそんなふうに感じている。

もちろん、女性全員が安心感だけを求めているわけではない。「せっかく女風を見るなら、色っぽくて刺激的なサイトがいい」という人もいる。官能的な写真や言葉が予約のきっかけになる夜だってある。

その気持ちも分かる。

ただ、色気と不親切は別の話だ。

ドキドキする写真を載せながら、利用の流れを分かりやすく書くことはできる。少し挑発的な文章を使いながら、禁止事項や料金を見つけやすく置くこともできる。

色気を減らさなければ、女性にやさしいサイトを作れないわけではない。

むしろ、安心できる道順があるから、安心してドキドキできる。

恋愛でも、何をするか分からない相手との強引なデートは怖い。でも、帰りの時間や苦手なことを気にしてくれる相手なら、少し冒険してみようかなと思える。

女風のサイトにも、その感覚がほしい。

もう一つ気になるのが、セラピストのプロフィールだった。

「癒やします」
「寄り添います」
「忘れられない時間を届けます」

どれも悪い言葉ではない。ただ、何人分も続けて読むと、顔と名前が入れ替わっても気づかない文章になっている。

私が知りたいのは、「寄り添える人です」という自己評価ではなく、会ったときにどう振る舞う人なのかだ。

緊張して会話が止まったら、急いで話題を探す人なのか。黙ったまま隣にいられる人なのか。

触れられたくない場所を伝えたら、「分かりました」と軽く受け取ってくれるのか。理由まで聞こうとするのか。

施術後はたくさんメッセージをくれる人なのか。こちらから連絡するまで待ってくれるのか。

そういう小さな違いで選びたい。

たとえば、

「沈黙が続いても、無理に会話で埋めません」

「苦手なことは、当日になって変わっても大丈夫です」

「施術後の連絡は、希望してくれた方だけに送っています」

こう書いてあれば、会ったときの空気を想像できる。

身長178センチと書いてあることより、私にはそちらの方が予約の判断材料になる。

女風の新人セラピストがXやBlueskyで発信するときも、同じだと思う。

「会いに来てください」だけだと、読む側は会う理由を自分で探さなくてはいけない。

「今日は空いています」だけなら、空いていることは分かる。でも、その時間にどんな女性と、どんな過ごし方をしたいのかは見えない。

たとえば、仕事帰りの女性へ向けるなら、

「仕事でうまく笑えなかった日は、会ってからも明るく振る舞わなくて大丈夫です。待ち合わせのあと、少し歩きながら話すところから始めます」

と書いてあった方が、今夜の自分とつながる。

すぐ予約が入らなくても、その文章は残る。

女風を使いたい女性は、見つけた日に予約するとは限らない。数週間、投稿を読んでから連絡する人もいる。プロフィールを何度も開いて、空き状況を見て、また閉じることもある。

いいねを押さずに読んでいる人もいる。

だから、反応が少ない投稿を全部失敗だと思わなくていい。

予約の空き枠を知らせる投稿。人柄が分かる日常の投稿。利用前の不安に答える投稿。考え方や距離感を伝える投稿。

全部が同じ役目を持っているわけではない。

毎日「空いています」と書くと、タイムラインが店頭の呼び込みみたいになる。でも、日常の中で考えたことや、初対面の人に対して気をつけていることが書かれていれば、「この人なら話が通じそう」が少しずつ積もっていく。

女風のホームページも、それを受け止める場所であってほしい。

SNSで気になる人を見つける。プロフィールのリンクを押す。料金や流れを確認する。出勤を見る。予約方法を読む。

その道が途中で切れていなければ、女性は自分のペースで進める。

逆に、SNSがどれだけ魅力的でも、リンク先の料金が古かったり、出勤情報が消えていたり、予約方法が分からなかったりすると、急に不安になる。

少し脱線するけれど、友達に紹介された美容院でも似たことがあった。

Instagramはおしゃれだったのに、予約ページを開いたらメニュー名が専門用語ばかりで、自分がどれを選べばいいのか分からなかった。間違えて予約して迷惑をかけるくらいなら、別のお店にしようと思って閉じた。

女性は、面倒だから帰ることもあるけれど、「間違えたくないから帰る」こともある。

女風なら、なおさらだと思う。

初めての利用で分からないことが多い。人には聞きにくい。検索履歴も少し気になる。問い合わせをしたら、予約を断れなくなりそうで怖い。

そんな状態でサイトを開いているのに、強い言葉で背中を押されると、私は一歩下がってしまう。

「相談だけでも大丈夫」より、「相談後に予約しなくても、こちらから催促はしません」と書いてある方が信じやすい。

「初心者歓迎」より、「女風の用語が分からなくても、そのまま聞いてください」と書いてある方が連絡しやすい。

安心は、大きな言葉ではなく、細かい約束から生まれるんだと思う。

ホームページの作り方について相談を受ける中でも、「更新したいのに自分では触れない」という話が多いそうだ。

新人セラピストが入った。写真を変えたい。料金を1,000円直したい。退店した人を非表示にしたい。

それだけなのに、制作会社へ連絡して、返事を待って、見積もりを確認して、作業が終わるのをまた待つ。

女性側からすると、新人が入った当日にサイトへ載っていなければ、その人はまだ存在しないのと同じだ。

SNSで「本日デビュー」と流れてきても、ホームページにプロフィールがない。料金も出勤時間も分からない。DMで全部聞くのは少し勇気がいる。

あとで見ようと思って、そのまま忘れる。

店側では数日の掲載待ちでも、女性側では一回の出会いを失っている。

月額制のホームページには、もちろん良いところもある。

自分で更新する時間がない人なら、連絡だけで直してもらえる方が楽だ。パソコンが苦手で、管理画面を見るだけで肩が固くなる人もいる。更新や保守まで任せられるなら、毎月の料金にはちゃんと意味がある。

初期費用を抑えたい開業直後にも助かる。

ただ、月額5,000円は、毎月見ると小さくても一年で60,000円になる。三年なら180,000円だ。写真追加や新人掲載、予約機能に別料金がかかる契約なら、もう少し増える。

買い切り型にも、サーバーとドメインの維持費はかかる。年10,000円ほどなら、月に直すと800円前後。無料で持ち続けられるわけではない。

だから、月額か買い切りかだけで選ぶより、

ドメインは誰の名義なのか。
サイトの中身を持ち出せるのか。
解約したあとも同じURLを使えるのか。
写真や料金を自分で直せるのか。
分からないときは誰へ聞けるのか。

この辺りを確認した方がいい。

三年かけて集めた写真や文章が、解約と同時に使えなくなるのはきつい。部屋だけ借りていたつもりなのに、退去するときは家具まで置いていくような感じがする。

ホームページを持つことを、「自分の店を持つ」と考えるなら、名義も中身も自分の手元にある方が落ち着く。

今回案内している女性用風俗・メンズエステ向けホームページ制作は、40,000円の買い切り型になっている。

月額利用料は0円。別にかかるのは、サーバーとドメインの維持費で年10,000円ほど。サイトと契約の名義は依頼した本人になる。

別サイトでは同じ内容を80,000円で受けているそうだけど、「ふたりしずかに」のページから直接相談した場合は40,000円。広告や紹介を通さない分を、料金から引いている。

安いと、少し怖い。

これは女性として、正直に思う。

サイト制作の相場を見たあとに40,000円と書いてあったら、「テンプレートに名前を入れるだけ?」「完成後に連絡が取れなくなるのでは?」と疑う。

だから、安い理由を「特別価格だから」で終わらせない方がいいと思う。

制作を担当するのは、「ふたりしずかに」のオーナー。平日はフルタイムの会社員で、ウェブ制作歴は16年。女風の現場にも立っている。

相談を聞く人、作る人、操作を教える人が同じで、営業担当や紹介会社を挟まない。事務所の家賃や営業担当の人件費を料金へ乗せる形でもない。

大量に受注して回すのではなく、一人で対応できる範囲に絞る。その代わり、窓口が変わらない。

この理由まで書いてあれば、少し納得できる。

ただ、安さより私が気になったのは、完成後に自分で更新できるよう、120分のオンライン操作レッスンが付いていることだった。

ホームページって、作ってもらった瞬間より、翌月の方が困ると思う。

新人が入った。写真を変えたい。キャンペーンの料金を直したい。でも、どこを触ればいいか分からない。変なところを押して全部消えたら怖い。

そうして更新しなくなり、半年前の情報が残る。

女性がサイトを開いたとき、出勤表やプロフィールが古いと、営業しているのか不安になる。料金がSNSと違えば、どちらを信じればいいのか分からない。

120分のレッスンでは、キャストの追加、卒業した人の非表示、料金の変更、写真の差し替え、出勤情報、お知らせやブログの更新を実際に触る。

「自由に使えます」と渡すだけではなく、触らない方がいい場所も教えてもらえる。画面共有をしながら進め、録画して残してもいいそうだ。

何でもできると言われるより、「ここまでは触って大丈夫」と線を引いてもらえる方が、私は安心する。

女風の利用でも似ている。

「何でも言ってください」だと、どこまで言っていいのか迷う。「途中で気が変わったら、その場でやめられます」と書いてある方が、お願いしやすい。

自由は、境界線が見えたときの方が使いやすい。

出勤表にも、女風やメンズエステ特有の問題がある。

20時に出勤して、翌朝5時に退勤する場合、普通のカレンダーでは0時で日付が変わる。仕組みによっては、深夜1時になると、そのセラピストが「本日の出勤」から消えてしまう。

まだ働いているのに、サイト上ではいないことになる。

深夜に女風サイトを見る女性は、そんなに珍しくないと思う。

仕事が終わってお風呂に入り、ベッドへ入ってからスマホを開く。明日の予定を考えながら見ることもあれば、その夜に会える人を探すこともある。

その時間に「本日の出勤者はいません」と表示されたら、今日は終わったんだと思って閉じる。

本当は朝5時まで予約できたとしても、女性には伝わらない。

この制作プランでは、「20時から翌5時」をひと続きの勤務として扱える。深夜3時に開いても、退勤までは出勤中として表示される。

複数ルームがある店にも対応していて、新宿、東新宿、池袋とページを何枚も開かなくても、一つの出勤表で確認できる。ルームごとに絞り込むこともできる。

これも、女性側からすると助かる。

男性目線のサイトは、機能があることを説明する。

女性目線のサイトは、その機能があると何に迷わずに済むのかを説明する。

「複数拠点対応」と書かれるより、「今夜、行ける場所に誰がいるかを一画面で探せます」と書かれた方が、自分との関係が分かる。

サイト制作の文章も、セラピストのSNS投稿も、機能や肩書きを並べるだけでは届きにくい。

「ウェブ制作歴16年」なら、長い経験があります、で終わらせない。

深夜営業の時間表示を扱える。複数ルームの出勤表をまとめられる。キャストの入れ替えが多い業界を知っている。外部の制作者へ、なぜ本名や住所を出しにくいのか、一から説明しなくて済む。

読む人にとって何が楽になるのかまで書いて、やっと意味がつながる。

セラピストの「接客業10年」も同じだ。

十年続けたことより、その経験が会った女性へどう返ってくるかを知りたい。

表情が固いときに急かさない。注文を迷っている人を待てる。話したくなさそうな話題を追いかけない。そういう行動に変換されると、経歴が自慢ではなく安心材料になる。

女風のホームページが男性目線に見えるのは、作っている人の性別だけが原因ではない。

女性が予約前にどこで指を止めるのか。何が分からないと画面を閉じるのか。どんな言葉を強く感じるのか。そこを考えないまま、男性の魅力と店の機能から作り始めているからだと思う。

女性が求めるデザインや文章は、一つではない。

かわいい雰囲気が苦手な人もいる。黒や金が好きな人もいる。説明を細かく読みたい人も、写真の空気で決めたい人もいる。

だから、「女性向けならピンク」「女性は安心感が好き」と決めつけるのも違う。

色より先に、女性が選べる情報を置く。

写真だけでなく、会った直後の流れを書く。
刺激的な言葉だけでなく、断り方を書く。
セラピストの長所だけでなく、距離感を書く。
安さだけでなく、安くできる理由を書く。
月額0円だけでなく、年ごとの維持費を書く。

その方が、読んでいる女性を子ども扱いしないサイトになる。

女風を使う女性は、誰かに強く勧められたいわけではない。

自分で比べて、自分で納得して、自分のタイミングで予約したい。

少なくとも私はそうだ。

帰りの電車で何店舗も見て、いったん閉じる夜もある。次の日にまた開くこともある。気になる人の投稿を一か月くらい読んで、ようやく問い合わせることだってある。

その迷っている時間まで、利用体験の一部なんだと思う。

だからホームページには、女性を勢いで予約させる言葉より、落ち着いて選べる情報があってほしい。

派手な演出で心拍数を上げるより、「この店なら質問しても大丈夫そう」と思える一文がほしい。

女風やメンズエステのホームページを作ろうとしている人には、まず女性のスマホ画面を想像してほしい。

深夜0時すぎ。部屋の明かりは消えていて、画面だけが顔を照らしている。家族や友達には相談しにくくて、一人で料金やプロフィールを行ったり来たりしている。

その女性が、どの言葉でほっとするのか。
どの説明がないと、予約フォームを閉じるのか。
どんな写真なら、自分も歓迎されていると思えるのか。

そこから作り始めたサイトなら、たぶん今よりずっと女性に近くなる。

女性用風俗・メンズエステ向けのホームページ制作は、制作費40,000円。月額利用料は0円で、120分の操作レッスンも料金に含まれている。

すぐに依頼を決めなくても、デモサイトや料金の内訳を見れば、今使っているホームページと比べられる。写真がまだない、文章がまとまらない、月額制と迷っているという段階でも相談できる。

「女性向けに作ったつもりなのに、なぜか女性が予約まで進まない」

そんな違和感があるなら、デザインを変える前に、女性が知りたい順番で情報が並んでいるかを見直してみるといい。

女性は、派手なキャッチコピーに弱いわけではない。

分からないことを分からないままにされると、静かに帰ってしまうだけだ。

女性用風俗・メンズエステ向けホームページ制作の詳細

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