女風のキャンセル問題 | 当日生理でキャンセルしたら炎上するの?

女風のキャンセル問題 | 当日生理でキャンセルしたら炎上するの?

予約当日の朝に生理がきて、布団の中で泣きそうになった。

キャンセル連絡を送ったあとも、SNSで「女風 キャンセル」を検索し続けてしまった。

そこで見たのは、同じ悩みを投稿した誰かのTLが炎上していく光景。

体調不良で予約を断ることすら、こんなに難しい世界。

私だけじゃないって知れたことだけが、今日の救い。

目次

朝起きたら、お腹が痛かった

朝起きたら、お腹が痛かった

予約は今日の14時。

目覚ましが鳴る前に目が覚めた。なんか嫌な予感がした。布団の中でお腹を押さえたら、あ、と思った。

生理だった。

しかも初日特有の、鳩尾のあたりまでずしんと響くタイプのやつ。ロキソニンが効き始めるまでの1時間が地獄みたいにつらいやつ。

枕元のスマホを見た。朝7時42分。予約まであと6時間ちょっと。

女風のキャンセル、当日でもできるのかな。

そんなこと、調べてなかった。

水問題とか封筒問題とかDM問題とか、SNSの「あるある」は散々調べたくせに、こういう本当に必要な実務的なことを何も調べていなかった自分に腹が立つ。

いや、腹が立つというよりも、情けない。

トイレに行って、戻ってきて、また布団に潜り込む。

お腹にカイロを貼りながら、スマホで「女風 キャンセル 生理」と検索した。

検索履歴がまたひとつ増えた。もう何個目だろう。あの夜から検索履歴を消す癖がついたけど、今朝はそんな余裕もない。

予約したの、やっと覚悟を決めた一回だったのに

ここまで来るのに、どれだけ時間がかかったか。

セラピストさんを選んで、何日も何日もプロフィールを読み返して、口コミを探して、DMを送る文面を推敲して。

送信ボタンを押したあと天井を見つめてた日もあった。

返事が来てからも、日程を決めるまでに3日かかった。やっと予約が確定したのが先週。

それが、よりによって当日に生理。

生理がずれることなんていくらでもあるのに、こんなタイミングで。

自分の身体なのに、自分でコントロールできないことがこんなにもどかしいなんて。

ベッドの上で横向きになったまま、ぼんやり考える。

無理して行ったら、たぶん施術中もお腹が痛い。リラックスどころじゃない。

初めての利用なのに、生理痛をこらえながら過ごす120分なんて、絶対に後悔する。

というか触らせるわけにはいかないでしょ。

わかってる。わかってるのに、キャンセルの連絡を入れるのが怖い。

無理して行くべき? 休んでいい?

無理して行くべき? 休んでいい?

布団の中でスマホを握ったまま、ずっとキャンセルについて調べている。

当日キャンセルのルールは、お店によってバラバラらしい。

前日まで無料、当日は50%、直前は100%。そういう明確なルールを公式サイトに書いてあるお店もある。

でも、書いていないところも多いみたいで、その場合は個別にDMや電話で相談するしかない。

「当日キャンセルは申し訳ないけど、全額お願いしています」と書いているセラピストさんの投稿を見つけた。

そりゃそうだ、と思った。その時間、他のお客さんを入れられたかもしれないんだから。

セラピストさんにとっては、予約が入ってる時間帯は仕事の枠を空けてくれているわけで。

キャンセル料がかかるのは当然だ。頭ではわかる。

でも、体調不良でもかかるの?生理って自分のせいじゃないのに。

いや、自分のせいじゃないからって、相手に負担がかからないわけじゃない。それもわかってる。

わかってるけど。

ロキソニンが少し効いてきて、お腹の痛みがマシになった。でも今度は頭の中がぐるぐるする。

ふと、全然関係ないことが頭をよぎった。美容院の予約を当日キャンセルしたことが一度だけある。

あのときは何の躊躇もなく電話できた。

「体調悪いので」って言ったら「お大事にしてくださいね」で終わった。

女風だと、なんでこんなに申し訳なくなるんだろう。

たぶん、サービスの内容が内容だから。身体に触れてもらう約束をしておいて、当日になって断る。

しかも理由が生理。なんか、言いにくい。恥ずかしい。

キャンセル連絡って、何て書けばいいの

DMの送り方で何日も悩んだのと、全く同じことがまた起きている。

「体調不良のためキャンセルさせてください」だけでいいのか。

生理だって正直に書いた方がいいのか。次の候補日を添えるべきなのか。

こんなとき、テンプレートがあればいいのに。

「当日キャンセルの連絡文テンプレ」とか。でもそんなものは見つからなかった。

文面を3回書き直して、まだ送れていない。

9時を過ぎた。予約まであと5時間。

キャンセル問題のSNSを見て、余計に迷った

キャンセル問題のSNSを見て、余計に迷った

結局またSNSを開いてしまった。「女風 キャンセル」で検索して、TLを遡る。

出てくる出てくる。キャンセル問題について、いろんな人が意見を書いている。

ユーザー側の投稿。

  • 「当日に生理来て泣いた。キャンセル連絡入れたら快く対応してもらえたけど、申し訳なさがすごかった」
  • 「キャンセル料かかるのは仕方ないけど、体調不良まで同じ扱いなのはちょっとモヤる」
  • 「無理して行って後悔した。下半身の性感なしだけど、お腹痛いの我慢してたから全然集中できなかった」

セラピスト側の投稿もある。

  • 「当日キャンセルが続くとメンタルにくる。理由がわかれば全然いいんだけど、無断キャンセルは本当につらい」
  • 「体調不良の連絡をもらったとき、正直ホッとすることもある。無理して来て具合悪そうにされる方がこちらもつらい」
  • 「生理でのキャンセル、全然気にしないでください。女性のお客様が多いので、こちらも想定しています」

と書いているセラピストさんもいた。

この投稿を読んで、少しだけ肩の力が抜けた。

でも、「キャンセル料は全額いただきます」という方針のセラピストさんもいる。それも間違いじゃない。

結局、人によるんだ。お店によるし、セラピストさんによる。

もし水を用意してくれてたのに私がキャンセルしたら、と想像してしまった。

準備して、お水を買って、この時間に合わせてスケジュールを空けてくれて。それを当日にひっくり返す。

お腹がまたきゅっと痛んだ。今度は生理痛じゃなくて、罪悪感の方だと思う。

無断キャンセルだけは絶対にしたくない

SNSを見ていて、ひとつだけはっきりしたことがある。

「無断キャンセルだけは絶対にダメ」

これはユーザー側もセラピスト側もほぼ全員が一致している。

理由がなんであれ、連絡を入れること。それだけは最低限のマナーとして共通認識らしい。

逆に言えば、連絡さえ入れれば、体調不良でのキャンセルは「あり得ること」として受け止めてもらえる場合が多い。

「ドタキャンは困るけど、連絡くれれば全然OK」と書いているセラピストさんの投稿に、いいねが100以上ついていた。

連絡を入れる。それだけのことなのに。

スマホを持ったまま、10分くらいぼーっとしていた気がする。台所の時計が10時を指している。

体調より申し訳なさが勝ってしまう私へ

体調より申し訳なさが勝ってしまう私へ

結局、10時半にDMを送った。

「本日14時に予約をしている○○です。大変申し訳ないのですが、体調不良のためキャンセルをお願いしたいです。直前のご連絡になってしまい申し訳ありません」

生理とは書かなかった。「体調不良」で十分だと思った。

送信ボタンを押した瞬間、どっと力が抜けた。

30分後に返事が来た。

「ご連絡ありがとうございます。体調、無理されないでくださいね。またご都合の良いときにお声がけいただければ嬉しいです」

優しかった。拍子抜けするくらい優しかった。

キャンセル料については触れられていなかった。お店の規定によるのかもしれないし、今回は不問にしてくれたのかもしれない。怖くて聞けなかった。

返事を読み返しながら、布団の中で天井を見つめた。

あんなに悩んだのは何だったんだろう。

でも、きっとこれは「今回がたまたま優しい対応だっただけ」かもしれない。次もそうとは限らない。

キャンセル料を請求されることだってあるだろうし、それは正当な対応だ。

ただ、一つだけわかったことがある。

体調が悪いときに、無理して行くべきじゃない。

当たり前のことなのに、女風のことになると「当たり前」が当たり前じゃなくなる。

普通の病院だったらキャンセルする。友達との約束でもリスケする。美容院だって電話一本で変更できる。

なのに女風だけ、「キャンセルしたら嫌われるかも」「次の予約が取れなくなるかも」「申し訳なくて死にそう」になる。

それは、この業界のことを誰にも相談できないからだと思う。

「女風の予約キャンセルしたいんだけど、どう思う?」なんて、友達に聞けるわけがない。一人で抱え込むから、罪悪感が膨れ上がる。

暗黙のルールが多すぎて息ができないと思ったのは、今回が初めてじゃない。キャンセルの作法にまで暗黙のルールがある。当日は何時間前までに連絡すべきか、理由はどこまで書くべきか、次回の候補日を添えるべきか。

全部、自分で調べて、自分で判断しないといけない。

お昼になって、レンジでチンしたスープを飲みながら、ぼんやり考える。

今日キャンセルしたことは、間違いじゃなかった。

自分の身体を優先することは、甘えじゃない。

セラピストさんに迷惑をかけたのは事実だし、申し訳ない気持ちは消えない。

でも、体調が悪いまま初めての施術を受けて「こんなもんか」と思ってしまう方が、もっと取り返しがつかない。

次こそは行こう。ちゃんと体調を整えて。

カレンダーを開いて、生理周期を確認する。来月の候補日をいくつかピックアップした。予約を入れ直すのは、もう少し落ち着いてからにしよう。

今日は一日、カイロを抱えて布団にいる。

キャンセル問題がSNSで燃える瞬間を、TLで目撃してしまった

キャンセル問題がSNSで燃える瞬間を、TLで目撃してしまった

カイロを抱えて布団にいると決めたのに、スマホは閉じられなかった。

自分のキャンセル連絡は無事に終わった。セラピストさんも優しかった。

それで終わりにすればよかったのに、「女風 キャンセル」のTLをそのまま遡り続けてしまった。

そしたら、見つけてしまった。

キャンセル問題をめぐって、TLがぐちゃぐちゃに荒れている一連の投稿。

元の投稿は、あるユーザーさんの

「当日に生理が来てキャンセルしたら、キャンセル料を全額請求された。女性の身体を扱うサービスなのに、これってどうなの?」

という一文だった。

引用リポストが何十件もぶら下がっている。リプ欄も全部開いてしまった。

「女性のためのサービスなのに」という怒りの声

まず目に入ったのは、ユーザー側からの共感と批判の声だった。

  • 「女性の心身を癒すサービスって謳ってるのに、生理キャンセルにペナルティって矛盾してない?」
  • 「エステでも体調不良は振替対応してくれるのに、女風の方が厳しいの意味わからない」

気持ちはわかる。すごくわかる。私だって今朝、同じことを考えた。

女性の身体に触れるサービスだからこそ、生理への理解はあって当然だろうって。

でも、スクロールしていくと風向きが変わってくる。

「セラピストも準備してたんだよ」という反論

「セラピストも準備してたんだよ」という反論

セラピストさんのファンと思われるアカウントから、こんな投稿が続いていた。

  • 「キャンセルポリシーに同意して予約したんだよね?」
  • 「セラピストさんだってその時間のために準備してたし、他の予約を断ってるかもしれない」
  • 「お気持ちはわかるけど、規約は規約では?」

正直、これもわかる。セラピストさんが個人でSNSを運営している女風の世界では、セラピストさんを応援しているファン層みたいな人たちがいる。

その人たちからすると、「うちの推しの仕事を軽く見ないで」という気持ちなんだろう。

投稿者のユーザーさんに直接リプを飛ばしている人もいて、ちょっと怖くなった。

女風のSNSでは、セラピストさんもユーザーさんも同じ空間にいる。

だからこういう対立が起きたとき、当事者同士が直接ぶつかりやすい。間に入ってくれる人がいない。

論点が、どんどん別の方向に飛んでいく

さらにTLを遡っていたら、話がどんどんズレていっていた。

  • 「身体の事情で謝らなきゃいけない構造そのものがおかしくない?」
  • 「これってフェミニズムの問題だよ」
  • 「いや、性産業の是非とキャンセルポリシーは別の話でしょ」

元の投稿者さんは「生理でキャンセルしたらキャンセル料がかかった」という個人の体験を書いただけだ。

それがいつの間にか、社会構造の話になり、性産業の議論になり、フェミニズムと絡められている。

女風のことをSNSで語ること自体が、ある種のカミングアウトになってしまう。

だから一度話題に火がつくと、投稿者が意図しない文脈で引用されて、まったく違う議論の材料にされてしまう。

元の投稿者さん、大丈夫かな。そう思って、その人のアカウントを見にいった。

鍵垢になっていた。

お腹が、生理痛とは別の理由でぎゅっと痛んだ。

「ブラックリストに載る」という噂の怖さ

TLの中に、もうひとつ気になる流れがあった。

  • 「当日キャンセルすると次から予約取りにくくなるらしい」
  • 「ブラックリストに載るって聞いた」

裏垢っぽいアカウントからの投稿だった。ソースは不明。でもリポストが結構ついている。

女風の世界は口コミ文化が強い。匿名掲示板やXの裏垢で交わされる情報が「定説」として広まることがある。

事実かどうかを確認する手段がないのに、「〇〇らしい」がいつの間にか「〇〇だ」に変わっていく。

匂わせ問題のときも同じ構造を感じた。確認できない情報が不安を増幅させる。

ブラックリストなんて本当にあるのかわからない。

でも「あるらしい」と書かれた投稿を見た瞬間に、私の中で不安が膨らんだのは事実だ。今日キャンセルした私は大丈夫なのかな、と。

噂を書いた人には悪意がなかったのかもしれない。自分が聞いた話を共有しただけかもしれない。

でもそれが誰かの不安を煽り、さらに拡散されて、事実みたいに定着していく。

元の悩みが、誰にも届かなくなる

一番つらかったのは、元の投稿者さんの悩みが置き去りにされていたこと。

  • 「客の権利」対「セラピストの権利」
  • 「体調への配慮」対「契約の遵守」

二項対立にきれいに整理されて、それぞれの陣営が自分の正しさを主張している。でも元の投稿者さんはたぶん、正しさなんて求めていなかったと思う。

ただ、「生理で予約をキャンセルしたことがつらかった」と言いたかっただけなんじゃないか。

私と同じだ。今朝の私と。

布団の中で、お腹を押さえながら、誰にも言えない申し訳なさを抱えて、でもキャンセルするしかなくて。その気持ちをどこかに置きたかっただけなのに。

それがSNSに出た瞬間、論争の道具にされる。

スマホを裏返した。

SNSに書く前に、できること

SNSに書く前に、できること

今日一日、布団の中でTLを見続けて、わかったことがある。

キャンセル問題で傷つかないために、事前にできることは三つくらいしかない。

ひとつは、予約する前にキャンセルポリシーを確認しておくこと。公式サイトに書いてあるお店もあるし、予約時のDMで聞いてもいいらしい。

「当日キャンセルの場合はどうなりますか」と事前に確認すること自体は、失礼じゃない。私は今回それをしていなかった。次は必ず聞く。

もうひとつは、体調が怪しいと思った時点で早めに連絡すること。直前になればなるほど、相手の準備も進んでいる。朝の時点で「今日は厳しいかも」と思ったら、迷っている時間をキャンセル連絡に使った方がいい。3時間悩んでいた今朝の自分に言いたい。

最後に、感情的なまま発信しないこと。

あのTLの炎上を見て思った。つらかった体験をSNSに書きたくなる気持ちはわかる。

誰かに共感してほしいから。でも女風の話は、一度広まると投稿者のコントロールを離れる。鍵垢になったあの人のことが、ずっと頭から離れない。

書くなとは思わない。でも書くなら、少し時間を置いてからの方がいい。今日の私みたいに、感情がぐちゃぐちゃの状態で発信したら、たぶん後悔する。

生理周期のアプリを開いた。来月の予測日をカレンダーに重ねて、余裕を持ったスケジュールを考えてみる。

それが一番の予防策かもしれない。完璧じゃないけど。身体のことだから、ずれることもあるけど。

でも、今日みたいな朝をもう一回過ごすのは嫌だ。

お腹はだいぶ楽になってきた。明日は普通に出勤できると思う。

キャンセルの返事をくれたセラピストさんに、改めてお礼のDMを送ろうかどうか迷っている。送りすぎても重いかな。でも感謝は伝えたい。

また悩んでる。でも、今度の悩みは嫌じゃない。

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