2回目を予約するか考えてる。依存じゃないよね?大丈夫だよね?

2回目を予約するか考えてる。依存じゃないよね?大丈夫だよね?

あれから5日。仕事中も電車の中でも、あの部屋のことを思い出す。

また行きたい。

そう思った瞬間、新しい不安が降ってきた。これって依存じゃないよね?

たった一回で次を求めている自分が怖い。

でも、あの安心感を他のどこで手に入れればいいのか、わからない。

目次

2回目を予約するか考えてる。依存じゃないよね?大丈夫だよね?

あれから5日経った。

仕事中も、電車の中でも、ふとした瞬間にあの部屋のことを思い出してしまう。

セラピストさんの手の温度とか、あの柔軟剤の匂いとか。思い出すたびに胸のあたりがじんわりして、同時にちくっとする。

また行きたい。

そう思っている自分がいる。もう一回だけ、あの時間がほしい。

でも、それって大丈夫なのかな。

スマホを開いては閉じる、あの感覚が戻ってきた

予約サイトを開いた。

正確には、お気に入りに入れてあるページをタップした。前回予約したときに見たのと同じ画面。セラピストさんのプロフィール写真。スケジュール欄。

空いてる日を確認して、来週の土曜なら行けるな、と思って。

それで閉じた。

まだ押してない。予約ボタンは押していない。

初めてのときは、予約するまでに何週間もかかった。口コミを読み漁って、体験談を何度も確認して、2万円が自分にとってどういう金額かを何度も計算した。

今回は違う。もう一度行きたいという気持ちは最初からある。迷いの種類が違うだけ。

検索ワードが変わっている

初回の前に調べていたのは「女性用風俗 怖い」とか「女風 初めて 大丈夫」とか、そういう系統だった。

今、検索バーに打ち込んでいるのは「女性用風俗 リピート 依存」

打ち込んで、検索ボタンを押す前に一度止まる。

依存。

この言葉が引っかかっている。

たった一回行っただけなのに、もう「依存」を気にしている。我ながらちょっと笑える。でも笑えない。

だって、思い返してみてほしい。あの時間が終わった瞬間から、もう次のことを考えていたのだ。帰りのエレベーターの中で、「また来たい」と思っていた。

翌朝、なぜか肌の調子がよくて、鏡を見ながら「あの時間のおかげかもしれない」と思った。

一回で、こんなに引っ張られるものなのか。

「依存」と「必要」の境目がわからない

ネットで調べると、女性用風俗にハマる人の話がちらほら出てくる。月に何回も通って、貯金がなくなって、セラピストさんへの感情がこじれて。

そういう記事を読むと、胃のあたりがきゅっとなる。

私もそうなるかもしれない。ならない保証はどこにもない。

でも、と思う。

美容院に月一回行くのは依存だろうか。ジムに週二回通うのは依存だろうか。疲れたときにマッサージに行くのは。

たぶん誰も「依存」とは言わない。

じゃあ女風に月一回行くのは、なぜ「依存」に見えるんだろう。

自分でもわかっている。それが「風俗」という言葉を含んでいるから。

身体に触れるサービスだから。「そういうもの」に頼っている自分が情けないと感じるから。

結局、他人の目じゃなくて、自分が自分を裁いているだけだ。

会社の昼休み、トイレの個室で考えたこと

お昼ご飯を食べたあと、トイレに入った。

用を足したかったわけじゃなく、一人になりたかった。

便座の蓋を閉めて座って、スマホを開く。またあのページを見ている。

セラピストさんのスケジュール。来週の土曜、まだ空きがある。

親指が予約ボタンの上をうろうろしている。

ふと、昨日のことを思い出した。

帰りの電車で隣に座ったカップルが手を繋いでいて、それを見て何も感じなかったこと。前だったら胸がざわついていたはずなのに、昨日は平気だった。

あの体験のあとから、何かが少し変わった気がする。

人肌への飢餓感が、一段落ちたような感覚。なくなったわけじゃない。でも、以前みたいに切羽詰まった感じはない。

「足りてる」に近い状態を、久しぶりに味わえている。

この状態を維持するために、もう一回行く。それは依存なのか、メンテナンスなのか。

友達の美容院とのLINEを見て思ったこと

昼休みが終わる直前、友達からLINEが来た。

「今日仕事終わりに美容院行くー!3ヶ月ぶりで限界笑」

3ヶ月に一回。美容院。それで7,000円とか8,000円。

それに対して「いいねー」って返す私。

私が予約しようとしているのは2万円。頻度はまだ未定。月一回だとしたら年間24万。

計算してしまった。やめればよかった。数字にすると急にリアルになる。

でも、友達はあの美容院に行ったあと、髪がさらさらになって、それだけで翌朝の気分が違うと言う。

私はあの部屋を出たあと、自分の顔が柔らかくなっていることに気づいた。

身体の力が抜けて、呼吸が深くなって、翌日の肌の調子がよかった。

何が違うんだろう。場所が違うだけじゃないのか。

トイレを出て、手を洗いながら鏡を見る。蛍光灯の下の自分の顔。いつも通り。

でも「いつも通り」がちょっとだけ軽い。この軽さが消えないうちに、もう一回行ったほうがいいんじゃないか。

消えてからだと、また最初からやり直しになる気がする。あの切羽詰まった夜に戻るのだけは嫌だ。

夜、布団の中でボタンを押した

結局、押した。

寝る前に布団の中でスマホを開いて、来週の土曜の枠を選んで、必要事項を入力して、送信ボタンを押した。

前回みたいに40分も固まったりしなかった。3分くらいで終わった。

送信完了の画面が出て、スマホを枕元に置いた。天井を見る。

前回はここで自己嫌悪がどっと押し寄せてきた。「私、何やってるんだろう」って。

今回も少しある。ゼロではない。

でも前回ほどの重さじゃない。「何やってるんだろう」より、「またあの時間がもらえる」のほうが先に来る。

これが成長なのか、慣れなのか、感覚が麻痺しているのかは、正直わからない。

依存じゃないと言い切れない自分

自分に正直になろう。

2回目の予約をした。たった一回体験しただけで、もう次を求めている。

冷静に考えたら、これは「ハマっている」の入り口かもしれない。

でも、あの部屋で感じた安心感を、他のどこで手に入れられるだろう。

友達と飲みに行っても、推し活をしても、コスメを買っても、あの感覚にはならなかった。

誰かの手のひらが自分の背中に触れて、力を抜いていいんだと思えた瞬間。あれは代えがきかない。

代えがきかないものに頼っている。それを世間は依存と呼ぶのかもしれない。

でもさ。

歯が痛かったら歯医者に行くでしょう。目が悪かったらメガネを買うでしょう。

心がかさかさに乾いていたら、潤す場所に行って何が悪いんだろう。

布団の中で目を閉じる。来週の土曜日のことを考えている。何を着ていこう。前回と同じ服でもいいかな。いや、違うのにしよう。

こういうことを考えている時点で、たぶんもう答えは出ている。

大丈夫かどうかはわからない。でも、大丈夫じゃなくても行く。

今の私には、あの時間が必要だから。

次の日記を書くころには、もう少し整理できているかもしれない

それか、もっとぐちゃぐちゃになっているか。どっちかだと思う。

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